世の中には「一定のルールがあるということ。」
よく、こんな記事や文章に出会うことがあり、結構説得力がありますから、自分自身でも「頷いて」しまった経験があります。
以下、凡例として紹介します。
なぜ同じようにプログラムを学習しても、同じように仕事をしても、同じようにスポーツをしても、成功する人(=成功者)と失敗する人(=凡人)に分かれてしまうのでしょうか?
★努力に差があるから? |
・・・と考えると、「自分で自分のことが信じられなくなりますよ。」 |
★才能に差があるから? |
・・・では「才能」ってなんでしょうか?頭の善し悪しってなんでしょうか? |
★忍耐力に差があるから? |
・・・「自分に根性がない。」と諦めている人ならば、このHPには来てないし、また、ここまで読み進んではいないでしょう。 |
いいえ、決してそうではなさそうです。
むしろ必死で努力し頑張っているのは、成功者より成功できない方の人です。
例えばプロの世界では一流選手よりも努力し、練習し、頑張っている野球の二流選手はたくさんいます。
プロの世界では、トップレベルになればなる程、肉体的・技術的な差はほとんどないと言われています。
むしろ一流選手より肉体的に勝っている二流選手はたくさんいます。
なのになぜ彼等は一流選手を超えることができないのでしょうか?
ビジネスでもスポーツでも、成功する人の割合はわずか全体の5%という事実を知って下さい。
これは人間の社会(組織)においても全く同じことが言えます。
1つの組織に属する人間を能力で分けると、必ず「2対6対2」の割合で、
●組織をリードするリーダーグループ
●そのグループに付いていく平均的グループ
●能力を発揮しないお荷物グループ
に分かれると言われています。
最初の「組織をリードする2割のグループ」(=いわゆる“勝ち組”)の中でも、環境変革を起こすモチベーションを持った突出した5%のグループがいます。このグループが“成功者”となるグループなのです。
つまり組織では、5%の人(成功者)が95%の人を管理しリードしているのです。
さらに驚くべきことに、この比率はアリやミツバチの世界にもあてはまります。
面白いことにこの割合が壊れると、組織はうまく働きません。
この法則は生き物が組織として成り立っていく上で定められている必然的なしくみなのです。
こんな話をどこかで聞いた事のある方も多いと思います。
言い換えれば、95%の人は成功できない仕組みになっていると言えるかもしれません。
95%の人がプログラムに失敗しリタイヤしてしまうのも、決してプログラムが難しいから、リタイヤする人に原因があるからでありません。
どんなプログラムも、5%の成功者がいれば成功なのです。
この比率は私たち自然界の生物が組織を維持していくために必要なバランスです。
ですから、2割の勝ち組のためには8割の負け組が、5%の成功者のためには、95%の凡人が必要不可欠なのです。
では、勝ち組と負け組、成功者と凡人の運命を分けているものは一体何なのでしょうか?
それは○○○だったのです。
その価格は、たったの○○○円です。
限定○○名様の、早いモノ勝ちです!!
これで、貴方は明日から憧れの「勝ち組」です。・・・・・・!!
昔は、随分とこの手法のビジネス勧誘に騙されましたね。
”どんなプログラムも、5%の成功者がいれば成功なのです。”・・・・・その、通りだと思います。
※「ライオン」や「虎」さんが、この様なノウハウやスキルを身につけた場合のみ「成功」できます。
ですが、「鹿」や「羊」や「シマウマ」さんにとっては、全く関係のないノウハウやスキルなのです。
だから、たった5%なんではないでしょうか。
”言い換えれば、95%の人は成功できない仕組みになっていると言えるかもしれません。”
※これは、正しいと思うし、事実、大多数の「草食動物」の人々にとっては、他人を喰い殺してまでも「幸せ」になりたいという思い自体が存在していないのだから。「草食動物」というのは、そこまでして「勝ちたい」というような方向に努力できるようには出来ていないのです。
我々「草食動物」には、鋭い牙や爪はありません。どう猛な精神力もありません。
その代わりに我々「草食動物」には「真面目さ」や「勤勉さ」、「他人を思いやる気持ち」、「コツコツできる能力」というものが備わっています。
”95%の人がプログラムに失敗しリタイヤしてしまうのも、決してプログラムが難しいから、リタイヤする人に原因があるからでありません。”
※「勝つ事が、幸せに直結する」というプログラム=価値観が生理的に肌に合わないのです。
※「成功者になれないと、幸せではない」というプログラム=その価値観が理解できないのです。
”1つの組織に属する人間を能力で分けると、必ず「2対6対2」の割合で、”という例文の文章は有る意味正しいと思います。
●組織をリードするリーダーグループ |
・・・肉食獣だと考えて下さい。全体の20%程度いうのもピッタリではないでしょうか。 |
●そのグループに付いていく平均的グループ |
・・・これが、我々「草食動物」で全体の60%です。 |
●能力を発揮しないお荷物グループ |
・・・これは残念ながら「幸せ」になること自体を諦めた人の数ではないでしょうか、「肉食獣」であろうが、「草食動物」であろうが、その自分の個有の能力を発揮しなければなんであろうが「お荷物」になるのは当然だと思います。それが20%居ると言うことですね。 |
”2割の勝ち組のためには8割の負け組が、5%の成功者のためには、95%の凡人が必要不可欠なのです。”という例文の文章も
正しいのだと思います。確かに「勝ち負け」のあるものには「勝者」と「敗者」が必要でしょうし、その比率は20:80なのかもしれないですね。
ですが、「幸せ」というのは、「一人一人のココロが決めるもの」ならば、100人居たら100通りの「幸せ」が有って良いのではないでしょうか。ならば、「20:80」のルールはこれからの時代の「幸せ」には適用できないと考えます。
「勝つ方法」とか「成功者になる方法」になることを説くのは「幸せ見つけ隊」HPの主題ではありません。
このHPの主題は「幸せになること」にこそあります。
私の知った3つの大事なこと。
(1)「負けるときには、必ず、負ける理由があるということ。」
→「草食動物」が「肉食獣」と戦えば、負けるのは当然だということ。
(2)世の中には「一定のルールがあるということ。」
→20:80なのか、20:60:20という比率。
(3)「自分には”勝ち組”としての能力がないこと。」
→というか、私は「肉食獣」ではなく「草食動物」であることに気がついた。
→続きを読む(第4部 再度「3つの重要なルール」)
第1部 「ようこそ!!「負け組の王国」へ!!」
第2部 「負けるときには、必ず、負ける理由があるということ。」
第5部 「成功する人は誰よりも一番失敗した人である。」
(文責:高田雅夫)
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