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 お金と幸せ

「善ちゃんのマネー塾」 第9章 資産運用について(基礎編)



  ペイオフ解禁後、特に多くの動きもなく静かな資金移動が行われて感があります。但し、前回にもお話しました自己責任の言葉は我々の生活に少しずつ、その意味の重みを増してくるようになることを考えると、今から自らの資産をどのように増やし、残していくのかは、大切の知識となってくると思われます。そのような状況を考慮して、今回から数回に渡って、『金融資産の運用』に関しての知識を基本的なことから、商品の特徴を押さえながら実際の運用を行うまでに必要な情報をお伝えしていこうと考えております。

コラムニスト:善ちゃん
善ちゃん 1961年生まれ。フィナンシャルプランナー。旅行代理店、住宅メーカー勤務を経て、企業系FPとなる。妻と子ども2人、愛犬(テトラ)に囲まれて、Jazzを聴くのが至極の時間。他に、コーヒーを楽しむ、山登りなどの趣味を持つ。
◆ 知識はどこで?

 自己責任において自らの大切の資産(資金)を託すために、多くの金融商品の中から自分に合ったもの(好み・時期・許容度等々)を選択する必要があります。しかしながら、多くの方が自信を持って金融商品を選ぶことが出来ません。なぜなら、そのために必要な最低限の知識を得る機会が乏しかったからです。車の運転をする時にも自動車教習所で学科(交通ルールや車に関する知識)を勉強したことを、思い出して頂ければご理解頂けると思います。金融商品を選ぶの当たっても、最低限の知識は必要です。仮に銀行の窓口に行って投資信託を勧められたとしても、その商品が自分にあったものなのか否かを判断するのに、投資信託に関する基本的な知識が全くなく窓口の人の言われるままに商品を購入してしまって、それが後々多くの損失を出したとしても銀行はなんの責任も取ってもくれません。専門家にある程度は任すことは必要だと思いますが、任せっきりで何もしないなんてスタンスは問題があると思います。でも金融商品を選択するための知識をどこで手に入れたらいいのか?誰に聞いたらいいのか?分からないって方が多いのも事実です。


◆ 金融商品の3つの特性

 ここからお話することは、基本中の基本です。また、前述の通り体系立ててこれらの知識を提供してくれる機会も少ないことから、この基礎をしっかり理解することから始めることがよいだろうと判断しております。しかしながら、知識には個人差がつきものであるため、基礎的な知識が必要ない方は次回以降からお読み下さい。では、最初に金融商品の3つの特性についてお話を致しましょう。この特性をしっかり押さえることが自分に合った金融商品を選ぶ第一歩になります。

★ 流動性・・・
 (換金性)
預けた資金を簡単に換金できるかどうかを表すもの。商品によっては一定期間解約が出来ないとか、解約時に手数料が発生するものなどがあるのでこの点を注意する必要があります。
★ 安全性・・・
 (確実性)
預け入れた資金(元本)が、値下がりや予定の運用利回りを下まわる事によって、どれだけブレルかを表すもの。「必ず儲かる」「絶対上がる」なんて甘い言葉には要注意。
★ 収益性・・・
 (利殖性)
預け入れた資金がどれくらい増えるかを示す度合い。一般的には収益性が高いほど、安全性が低くなります。


◆ 金融商品の分類

上記の3つの特性を理解した上で、この特性に注目しながら個々の金融商品を分類してみると・・・

★ 流動性商品・・・ いつでも自由に引き出ることが可能の商品。
銀行の普通預金・郵便局の通常貯金などがこのタイプです。
★ 安全性商品・・・ 確実に増やすことの可能性が高い商品。一定期間に資金を預ける事を前提する場合が多く、安全に利息が受け取れることが可能。但し、途中解約すると手数料やペナルティーが発生する場合もあるのでその点は注意が必要。銀行の定期預金・証券会社の中期国債ファンド等々。
★ 収益性商品・・・ 預け入れ資金(元本)が割れたり、値下がりしたりするリスクが発生するが、多くのリターン(利益)が得れる可能性が高い商品。株式投資信託や外貨建て預金などがこのタイプになります。


◆ 運用方法の基本

 金融商品の特性とその特性を考えた商品の分類(ほんの一例)を行なってきました。たくさんあって分からないと思っていたものも、3つに分類してそれぞれの特性を理解すると思ったよりもカンタンだったと感じられるようになったのではないでしょうか?そこで次のステップとしては、これらの特性を考慮しながら今度は自分のニーズ(目的)に合った運用方法を知って頂こうと思います。


◆ 自分の資金の分類
 
個人が所有する資金をこれまた3つに分類してみましょう。

★ 流動性資金・・・ いつでも引き出すことが可能な日常生活に必要な資金。
★ 安全性資金・・・ 安全・確実に増やしたい資金。運用の目的が明確で、かつ使用時期もはっきりしている資金がこれに当たる。
★ 収益性資金・・・ リスクを取ってでもリターンを求める資金のこと。


◆ 資金運用の基本

 ここまで読めば大筋お分かりになられた方も多いのではないかと思いますが、資金運用の基本はまさに、これまでご説明した金融商品の3つの特性と商品に、分類した自分の資金を当てはめていくことなのです。つまり、

 ★ 流動性資金は流動性商品で運用し
 ★ 安全性資金は安全性商品で運用し
 ★ 収益性資金は収益性商品で運用する。

 これが基本です。もちろん、これが基本だからと言ってこれ以外の方法がダメだと言っているのではありません。基本を理解した上で応用することも必要だと思います。


◆ 運用資金の方法

 それでは分類した3つの資金ごとに、具体的な運用方法について考えてみたいと思います。但し、これも考え方のお話であって実際の運用については個々の自己責任の元にお願いしたいと思います。 


★ 流動性資金の運用方法
1:日常に必要な資金 これが一番カンタンです。普通預金・通常預金に預ける。これが答えですよね。流動性イコール利便性と考えるならば、ネット銀行なんかも候補に挙げても面白いのではと思います。
2:いざと言う時にための資金 必要時期が明確ではないために、期間に縛られるものは適切ではありません。期間が比較的短いものであれば、MMFや中期国債ファンド・ヒットなど、中長期で考えるならば、期日指定定期預金・定額貯金・公社債投信やスーパーヒットなどが挙げられます。
★ 安全性資金の運用方法
この資金に適した運用先は非常に種類も多く、安全についての考え方も個人差があるために、ここでは具体例を出すのは控えたいと考えます。
★ 収益性資金の運用方法
ここでは必ず注意しておかないといけない点を再度確認したいと思います。つまり、収益性が高い=リスクが高いことになり、どの程度のリスクを取れるか(リスク許容度)が大事になって来ます。このリスク許容度は、年齢・仕事の有無・年収・資産・目的等々によって大幅に異なってきます。ですから、現在のリスク許容度がどう程度かを把握するように努めることが重要です。


 株式・投資信託・外貨建て商品・金等等がこの資金の運用先をして考えられます。それぞれの特徴については後日お話をするとして、リスク許容度を加味した上で選択する必要があることを再度確認しておいて下さい。


(文責:善ちゃん)

「善ちゃんのマネー塾」第8章 ペイオフについて(後編)
「善ちゃんのマネー塾」第10章 へ続く・・・・・


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