「善ちゃんのマネー塾」 第8章 ペイオフについて(後編)
もう間もなくペイオフ解禁。前回は、ペイオフの概要とどんな金融商品がその対象になるのかならないのかを見てきました。また、金融機関によってその対応に差異があることを確認しました。そこで今回は、ずばり金融機関の見分け方についてお話をしたいと思います。
◆ 自己責任の発生
前回の復習になりますが、ペイオフ解禁になるとどうなるのか?万が一金融機関が破綻した場合、1人が1金融機関に預けた預金の内1,000万円の元本とその利息までは保護されます。それ以上の額は、破綻金融機関の財政状況によってはカットされることもある。つまり、1,000万円以上の預金に関しては複数の金融機関に分散して預けることで金融機関破綻のリスクに備える必要があると言うことです。となると、破綻する確立の低い金融機関からその大切な資産を託すことで、破綻リスクから自らの身を守ることが求められる訳です。いわゆる自己責任が発生するのです。 |
コラムニスト:善ちゃん |
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1961年生まれ。フィナンシャルプランナー。旅行代理店、住宅メーカー勤務を経て、企業系FPとなる。妻と子ども2人、愛犬(テトラ)に囲まれて、Jazzを聴くのが至極の時間。他に、コーヒーを楽しむ、山登りなどの趣味を持つ。 |
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