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 お金と幸せ

「善ちゃんのマネー塾」 第4章 住宅資金について(前編)

今回から2回にわたり、住宅資金について考えてみたいと思います。この住宅資金に関しては、各ご家庭の考え方や生き方(ライフデザイン)が、最も大きく反映される資金だと考えます。要は、住宅を購入するのか? 借りるのか? によって、ライフプランを作成する上で大きく異なってくるのです。また、年代によっての住宅に対するニーズや考え方も異なるために、一般論ではなかなか答えを導き出すのは容易ではありません。

 そこで、今回は日経新聞に出ていたアンケート記事(下記参照)を参考に、持ち家(住宅は購入するものだと言う考え方)を基本にお話をしたいと思います。

コラムニスト:善ちゃん
善ちゃん 1961年生まれ。フィナンシャルプランナー。旅行代理店、住宅メーカー勤務を経て、企業系FPとなる。妻と子ども2人、愛犬(テトラ)に囲まれて、Jazzを聴くのが至極の時間。他に、コーヒーを楽しむ、山登りなどの趣味を持つ。

サンデーニッケイの安心生活・The チョイスの記事を参照
「これから住むなら持ち家か、賃貸か」の質問に、持ち家89%:賃貸11%
と言う結果であった。

▲今から住宅資金を準備しよう

 「人生における最も高価な買い物」と言われている住宅を初めて購入する場合、世帯主の年齢はおおむね25〜39歳くらいだと思われますが、金額が多額になることを考えると、どの年齢であれ購入前までに出来るだけ「頭金」を貯めて、残りは「ローン」でと言う形が一般的だと思います。やはり事前の準備は欠かせないものになります。

▲目標を設定する
 
 最初に住宅資金に関しては、各家庭の人生に対する考え方や生き方(ライフデザイン)が大きく反映されるとお話しましたが、住宅を購入すると決める場合にも、この点をご夫婦やご家庭でしっかり話し合って決めることがまず大事だと考えます。その結果を受けて、いつまでにどれくらいの家を購入するのかと言う目標を設定するのです。

 家を持つと言うことは、単に住宅と言う資産を有する以上の価値(影響力)がまだまだあると私は考えますので、この目標を明確にしてそれに向けて家族が一丸となって努力することは大変意味のあることだと思っています。
 
▲入り口だけでなく出口も考えよう

 いつまでに住宅を購入するのか?これについては、ローンを組むのであれば私は早い方がよいと考えます。購入年齢(25〜39歳)から考えると、教育資金のボリュームが増える時期にも当たるために、出来るだけ月々の支払いを少なくする方が無理なく、また老後資金が必要になるまでの長期に渡りローンを組めると言ったメリットがあるためです。
 どれくらい準備するのか? これに関しては、どのような(いくらくらいの)家が欲しいのか? によって、それに必要な資金は変わってきます。

 「頭金」は物件価格の20%を準備する。よく住宅雑誌に書いてありますが、私は今の時代この考えは正しくないと考えます。20%の「頭金」を準備するとかしないとか言う金額のことだけを言っているのではなく、考え方が不十分と言う意味です。つまり、20%の「頭金」を準備して、単純に残り80%をローンにすればいいんだとする考え方が大変危険だと思うのです。
(「頭金」はゼロでもOKとして住宅を販売する考えにも賛同しませんが・・・)
もちろん「頭金」は多いにこしたことはありませんが、20%を準備することも今では容易なことではありませんし、仮に準備が出来きたとしても、終身雇用で右肩上がりの経済状況の時にはお給料が増えていくので、何とか無理しても返済はさほど困難ではなかったと思われたものが、予想していた通りにはならないことが多い経済環境に変わってしまった今となって住宅ローンを組む場合、将来に渡っても返済していけるのか?言い換えれば、返済していける範囲で物件を選ぶと言う考え方が賢明であると思うのです。要は、出口もしっかりと見据えて住宅資金の計画を立てる必要があると言うことです。
(具体的な方法は、後編でじっくりお話したいと思っています。)

▲住宅ローン適正金額は?

 まず住宅資金を入り口から考える時に知っておきたい知識のひとつとして、自分はいくらまでなら金融機関から借入が可能か? と言うことがあります。住宅ローンを借りる場合、金融機関は申込者の収入に対する返済負担を審査します。もし収入に対する返済負担が重た過ぎると、実際の融資額が少なくなることもあります。ですから、事前に収入に対する返済負担が適正だと思われる金額を知っておけば、住宅ローンをいくらまでなら借りることが出来るのかを大まかに知ることが可能になり、それに合わせて「頭金」を準備すれば希望の住宅が購入できる訳です。

申込者の収入別の一般的な返済負担の割合は下記の通りとなります。

 200万円〜300万円未満    25%以内
 300万円〜400万円未満    30%以内
 400万円〜700万円未満    35%以内
 700万円以上         40%以内

 年間返済額÷前年度の税込収入=返済負担率
 (年間返済額の中には、マイカーローン等の借入の返済額も含みます)

例えば、税込収入が400万円の人が、月々80,000円で住宅ローンを借りた場合、
(マイカーローン等借入が他には全くないとする)

返済負担率は・・・
80,000円×12ヶ月÷4,000,000円=24%
となり35%以内の範囲内にあります。

逆に、返済負担率からいくらまでが返済可能範囲か? を計算すると・・・
4,000,000円×0.35%=1,400,000円(月々約116,000円)以内
となる訳です。

毎月80,000円が返済可能とした場合、いくら借入か(ローンが組めるのか)? を計算すると・・・

金利4%・30年ローン・1,000,000円を借りた場合、
毎月の返済金額は3,857円となりますので、
80,000円÷3,857円=20.7
1,000,000円×20.7=20,700,000円が住宅ローンの借入金額となります。
言い換えれば・・・
20,700,000円を上記の条件で借りた場合、毎月80,000円の返済が必要となるのです。

ちょっとややこしい計算式になりましたが、「頭金」は物件価格の20%が必要と考えて購入物件を選択したり、その「頭金」の準備に励むよりは、上記の様に返済負担率の範囲から住宅ローンの借入に適正な金額を把握して、その金額に各ご家庭で準備可能な「頭金」をプラスして購入可能な物件を探す方法の方が、今の時代には絶対合っていると私は考えています。
(実際の購入時には、税金や諸費用も考慮する必要がありますのでご注意下さい。)

今まさに住宅資金の計画を立てたり、住宅ローンを借りようとお考えの方は、ご自身で上の計算に是非チャレンジして見て下さい。


(文責:善ちゃん)


「善ちゃんのマネー塾」第3章 人生の3大資金(教育資金)について
「善ちゃんのマネー塾」第5章 住宅資金について(後編)


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