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 お金と幸せ

「善ちゃんのマネー塾」 第11章 
資産運用について(初級編・その3)


 前回は『金融商品を選択する上での4つのポイント』をお話しました。おさらいするとその4つのポイントとは、

  ★ ポイントその1=運用の目的とその期間
  ★ ポイントその2=利回りの高い商品を選ぶ
  ★ ポイントその3=今後の金利動向を考える
  ★ ポイントその4=中途解約する可能性の有無を考える

となります。資産運用を考える人にとっては、仮にリスクが同じであれば利回りの高い商品を選びたいと思うものです。その利回りを考える際に非常に大事なことが、ポイントその3の『金利の動向』をしっかり理解することです。そこで今回は、その『金利動向』についてお話したいと思います。

コラムニスト:善ちゃん
善ちゃん 1961年生まれ。フィナンシャルプランナー。旅行代理店、住宅メーカー勤務を経て、企業系FPとなる。妻と子ども2人、愛犬(テトラ)に囲まれて、Jazzを聴くのが至極の時間。他に、コーヒーを楽しむ、山登りなどの趣味を持つ。


◆ 金利動向と景気の関係

 金利の動きを知ること、これは一般的には景気の動きを知ることと非常に密接な関係があります。景気は、「好景気→景気後退→不景気→景気回復→好景気」こんな循環サイクルで流れていくことが多いです。このような景気の循環サイクルに合わせて実は金利も「高金利→金利低下→低金利→金利上昇→高金利」と言う風に動いていきます。ですから、資産運用を考えるにあたり、『今後の金利動向を考えること』がポイントになると言うことは、言い換えれば『景気動向を見る』こととイコールになるのです。逆から考えると、資産運用を失敗しないためには、景気の動向をしっかり把握した上で、その動向にあった金融商品を選択する必要があるのです。ここからは、金利のサイクルの局面ごとにどんな金融商品を選べばいいのか?具体的に見てみたいと思います。


◆ 金利が上昇しピークにある場合

 現状金利が昇りつめてピークにあると考えられる場合、金利サイクルから今後は金利は低下する方向に進むと予測できます。そんな場面では、高金利のメリットをそのまま長く維持したいと考えるのが一般的です。つまり、出来るだけ長期の固定金利商品を選択するのがよいと言うことになります。

  【具体的な商品】
  定期貯金・ワイド・スーパー定期(300)や大口定期預金・長期国債など。


◆ 金利が低下局面にある場合

 金利が低下しているが、今後もさらに低下するであろうと考えられる場面では、先 ほどの金利ピーク時と同じように固定金利商品を選択することが望ましいです。しかしながら、どのくらいの期間で低下していくのかによって、固定期間を中期(3〜5年)にするのか?長期(5年以上)にするのか?を考えないといけません。しかしながら、この金利がどのくらいの期間低下するのかを予測するのは容易なことではありませんので、無理のない固定金利期間を選ぶ方がリスクも少なくなると思われます。
  
  【具体的な商品】
  定額貯金・ニュー定期の3・4年物・スーパー定期(300)・中期国債など


◆ 金利がボトム局面にある場合

 金利が低下し今後もこれ以上は低下しないと考えるような場面にあいては、景気もこれから上向いて行くだろうと考える時。低金利が長く続く今のような状況と考えて下さい。このような場面では、先のピーク時とは逆で、、金利は今後上昇する可能性がある訳ですから、長期の固定金利商品を選択してしまうと金利が低いまま、長きに渡ってその金利を引っ張らないといけなくなります。ですから、このような場面では金利の上昇の波に乗るために長期の変動金利商品か比較的短期の固定金利商品を選択するのがベターだと考えられます。

  【具体的な商品】
  変動金利商品・・・MMF・中期国債ファンド・ヒット・ビッグ・変動金利定期預金
  固定金利商品・・・大口定期預金の1年物・ニュー定期の1年物など


◆ 金利が上昇局面のある場合

 金利が上昇し始めて、これからも上昇するであろうと予測できる場面。このような場面では、この上昇の波に上手く乗りながら金利がピークを向けえた時を想定して、長期の運用を避けて比較的短期・中期的な商品選択をする方が得策と考えます。また、先ほどもお話しましたが、金利動向を確実に予測するのは困難であるために、流動性の高い金融商品を選んでおくことも、金利変化にも対応しやすいと言うメリットが出ると考えられます。
 
  【具体的な商品】
  変動金利商品・・・MMF・中期国債ファンド・ヒット・ビッグ・変動金利定期預金
  固定金利商品・・・大口定期預金の1〜3ヶ月物・ニュー定期の1〜3ヶ月物など


 以上、金利サイクルを考えてその場面・場面に合った金融商品の選択についてお話をしました。ここに述べたことは、あくまでも基本中の基本ですのでこれが答えと言うものでは決してありません。ですから、これらの基本をしっかり押えながら預入れ期間を調整しながら、最小限のリスクで上手な資産運用をする知識や経験が必要になって来ます。一般の人で、これらの基本的な知識や経験を多く有しておられる方はまだまだ少ないのが現状だと思います。ですから、少しでもその基本を知って頂ければと思い、初級編として3回に渡り「資産運用について」お話せて頂きました。銀行や証券会社、はたまた民営化を控えた郵便局で扱われている金融商品の種類は大変多いです。それらの金融商品を選択する際の判断基準として、これらの基礎知識を基本を知っているのと知らないでいるのとでは、大きな差が出ることも多々あります。正しい選択をするためにも、是非身につけて頂きたいものだと感じております。


(文責:善ちゃん)



「善ちゃんのマネー塾」第10章 資産運用について(初級編・その2)
「善ちゃんのマネー塾」第12章 へ続く・・・・・


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