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 健康と幸せ

「脳力開発」 第5章 記憶法

『脳というのは「忘れやすく、いい加減に出来ている。」からこそ、素晴らしいことが出来るのです。』と言う脳の特性を書きました。
でも、知識や体験を記憶しておくことは非常に大事なことと言うことも理解できると、忘れやすい脳で持って、いかに、効果的に記憶するかということがポイントになります。

 それには、脳の事自体をもっと知る必要があります。
最近は様々な「脳に関する本」が出版されるようになってきたのは、非常によいことだと考えています。それは科学の発達にともなって、今まで未知であった脳の謎が解明されだした事もあり、様々な脳に関する新知識が学会で発表され出したからです。

コラムニスト:高田雅夫
高田雅夫 1954年生まれ。大学卒業後1年のサラリーマン生活をしただけで無謀にも脱サラして以来「仕事、仕事、仕事の仕事人間」で過ごしてきた結果・・・・・バーンアウトして50歳でリタイヤ生活に入る。

 その結果、今までは「正しい」とされていたことでも、「間違っていた」ことがいっぱいありまして非常に興味深く思っています。
 
 私自信は専門は会社の経営であって、脳の医者でも科学者でもありませんから、難しい話はそういう方々にお任せして、具体的に脳をどのようにすれば、実生活に応用できるかという観点から「脳力開発」と言うことの研究をしています。
 ですから、ここに書きし記すのは、上記の科学的根拠の有るモノの中から基本的には私の実体験を元にして、自分で効果を確認できた方法書いていると考えてお読み下さい。

 記憶には「知識記憶」と「体験記憶」とがあります。
私は「アタマで覚える記憶」と「ココロと身体で覚える記憶」と区別しています。
と前述しましたが、まずは、「知識記憶」から入りたいと思います。

 「知識記憶」これが最も単純で、最も基本的な記憶となります。
学校のテストなんかは、これが良くなればトタンに成績が上がります。

 人間の脳には「海馬」という部位があり、ここが「記憶」を創ると考えて下さい。
入ってきた情報を、記憶に変えてくれる場所です。
すなわち「海馬」が重用だと判断すれば、記憶されるのです。
そして、この海馬は「扁桃核」という部位と非常に密接な関係にあり、「扁桃核の判断」に大きく影響されます。
扁桃核というのは「快」「不快」を判断する脳なのですが、簡単に言えば「好き」「嫌い」を判断するとひとまず考えておいて下さい。
ですから「扁桃核」が「好き」と判断したことは、脳が活性されますから、関係の深い「海馬」も大きく反応します。
ですから、「好きな」ことは人間というモノは簡単に記憶できます。

例えば、学校のテスト問題はアタマに入らなくても、好きなコンピューター・ゲーム等の趣味や遊びのことになると、たくさんの事を知っている人は多いものです。
仕事のことはなかなか覚えないが、大好きな競馬の事になると、非常に詳しい人もいますね。

この様に誰でも、「自分の好きなジャンル」になると、脳は活性して抜群の記憶力を発揮します。この脳の特性を理解して下さい。
ですから、貴方がなかなか覚えられないという悩みを持っているのであれば、それは、まず、そのこと自体が「好きではない」のです。ですから、覚えられないのであってそれは極めて正常な脳の機能を示しています。
記憶力が悪いのではないのです。


 であれば、この脳の特性を駆使して、自分の好きなジャンルで結構ですから、周囲が驚くくらいの「知識記憶」を持って下さい。
 例えば、鉄道マニアであれば、大阪から東京までの、各駅停車の駅名を全部覚えると言うことからスタートして下さい。
「知識記憶」なんてものは、このように、有る意味オタクっぽいものでOKだし、無意味なものでOKなんです。
 難しい英単語や、難しい日頃使わない漢字、文系の人間にとって化学記号、歴史の年表・・・・・・覚えるのと大差はありません。
違いはテストに出るか出ないかの違いだけで、大いに意味のあることです。
脳の活性という点では両者は全く同じですから、ひょっとすれば、実社会に出れば大阪東京間の駅名を全部覚えおいたほうが役に立つかも・・・・・・・。

周囲が驚くくらいの「知識記憶」を一つ持てば、貴方の記憶力の優秀性は誰もが認めたも同じですし、記憶すると言うことに関しては、貴方自身が自信を持ちます。
この「自信」がとても大事なのです。

逆に言うと「俺はアタマが悪い」とか「記憶力が低い」というコンプレックスこそが、記憶力の発達の最大の邪魔者です。

コンプレックスからストレスが生まれます。
人間ストレスがあると、お腹の中の「副腎」から『グルココルチコイド』というホルモンが出て、これが記憶力を大きく低下させます。
貴方の脳は正常に機能していても、お腹の中の「副腎」から『グルココルチコイド』というホルモンが出てくれば、これまた、正常にホルモンに反応して、記憶はストップします。ですから覚えられないのが「正常」なのです。
ということで、効果的に知識記憶力をアップしたのであればリラックスした環境でもって、記憶力をアップさせると言うことが大事ですね。この点でも『好きな事』をしているときには人間大抵がリッラクスしているものです。
苦手なことは逆に、ストレス感じて緊張していますね。
だから、苦手なモノはなかなか身に付かないし、覚えられない。

そして、その際に次のことを試して下さい。
(1)『お腹が減っているとき』と『満腹の時』の記憶の差
(2)気温を低めにしたときと、適温もしくは暖かい状態での記憶の差
(3)甘いモノを食べた後と普段の差
(4)呼吸法を実施した後と普段の差

そうすると、全て前者の場合の時の方が、著しく記憶力が増しているのを体験・体感できると思います。こうすることで、貴方の『知識記憶力』というのは、一気に何倍もアップします。
脳というのはひとたび活性されだしたらば、他の肉体の部位よりも成長効果は非常に大きいので、一気に、何倍、何十倍のスピードで記憶力はアップします。

余談ですが・・・・
先に人間には「1000億個の脳細胞」があると言いましたね。
その脳細胞のお話しです。
正確には「脳神経細胞」と言った方が良いのでしょうが、ここでは簡略化して「脳細胞」と表現しておきます。
これを脳の専門の科学者が顕微鏡で見た場合に、驚いたことに、人間の脳細胞とネズミの脳細胞であっても区別がほとんどつかないそうです。
だから、脳細胞の構造的なものを研究しても、どうして人間だけが高度な事ができるのかが解らないそうです。

ただし、脳細胞から出ている「シナプス」と呼ばれる神経回路の出ている数や、その出方、出ている範囲という「シナプス」の構造というのは全く違うそうです。

「シナプス」という脳細胞と脳細胞をつなぐ回路のことなのですが、この回路というのは「脳」使う=考える・・・・・と発達します。使わないと衰えて消える場合もあるし、使わないシナプスは痩せ衰えます。まるで筋肉のようですね。良く考える習慣を続けていると、シナプスは段々に太くなり、やがて一度に大量の情報が送れるようになりますし、どうやら、ここがポイントのようです。

 また、シナプスの「太さ」と言うことも重用なのですが、もうひとつ、シナプスの伸びている「範囲」(ある程度の密度レベルを維持しているという方が正確ですが・・・)というのも非常に重用です。
 特に「脳」は脳細胞が死に始める25才から、脳の特性が変わってきます。
脳にとっては25才までは肉体の成長が一番の重要課題なのでしょうが、肉体の成長を終えた、25才を過ぎると、脳は脳自体の熟成することに全力を注ぎます。
不要な脳細胞をどんどんと排除して、自分が生きて行くに適応した脳に「改造」しだします。25才を過ぎると脳細胞が毎秒1個当たり死ぬというのは、この意味です。
正確に言うならば、自分にとって無用な脳細胞をリストラして、効率よく脳が働くように構造改革していると言ったほうが正確な表現になるとお思います。

 ですから、本当に「頭が良い」かどうかが解ってくるのが、25才から30才までの生き方次第ということになります。

 特に最近の脳科学で解ってきたことですが、30才過ぎてからの脳というのはそれまでに学習した「記憶」を生かす能力というものが飛躍的に伸びます。
 一見すると関係が無いことなのに、前の学習記憶を応用できる能力とでも言うのがピッタリでしょうか・・・・・・「推理力」「洞察力」等の未来を予測する能力。
初めてする行動なのに、過去の記憶(一見すると無関係に見えるような)を総動員して、それを応用して活用する能力。

 ですから、全く初めてなのに、すんなりと馴染める人とそうでない人に分かれれるのは、新しい脳の使い方が出来る人と、過去の脳の使い方に固執する人との二極分化が起こるのです。

 「今まで、全く違うモノと感じていた事が、ああ、根底では一緒じゃないか、繋がったじゃないか。」ということを感じだし、理解しだして、実行できるようになるのです。
 若い頃に一芸に秀でただけの人が、何かをきっかけにして歳を重ねる毎に、多方面で活躍しだすのは、まさに、この脳の特性変化の証明です。
「大器は晩成す。」という諺も脳の科学からも立証できます。
そうなんです。
脳細胞に様々なことをインプットしておいて、25才を越えると、脳細胞のリストラをを開始して、効率よく脳を使うために、シナプスを発達させます。

 ですから、25才から30才くらいまでの間に、とにかくいっぱい、いっぱい、失敗をして脳に体験をさせておく事で、脳の中のインフラを構築しおくと、それからの人生が非常に楽しみなものになると言うことですね。
「若いときの苦労は、買ってでもしておきなさい。」という諺も、脳の科学で立証出来ます。

東大医学部の脳の権威である池谷先生は、兎に角、「中味がともなわなくても良いから、見栄を張れ、背伸びをしろ!!」と若き科学者の卵に言っているようです。
「人間の人生を考えるときに、30才くらいまでは、訳の分からないままに、様々な事にチャレンジして、いっぱい失敗をしておくことが大事」と言い切っていますね。

失敗すれば失敗するほどに脳は活性します。
これも脳の特性です。
「失敗は成功の母である。」
「失敗を恐れるな!」という諺も、最近の脳の科学の発達のお陰で証明されましたね。

大きな仕事と取り組め。小さな仕事は己を小さくする。』

吉田秀雄は、広告の鬼と呼ばれた広告マンだ。「電通鬼十則」の作者でもあり、「電通」を日本一の広告代理店にも育て上げた。
当時、日本の経営者に『広告』という概念もなければ、莫大な経費を広告に投じるという感覚も無かった。
その時に、多くの経営者や企業に「広告」の必要性と重要性を、一から説いて回るというのは筆舌に尽くしがたい艱難辛苦をともなったであろうと想像します。

◇自分がまだやったことのない仕事、自分が苦手だと思っている仕事、そういう仕事にチャレンジすることが、自分を大きくすることになる。そして、その延長線上に人の役に立つ仕事が待っている。
そういう思いが最近強くする。だから、私は・・・・自分にとって、いつも大きな仕事をしてみたいと思う。

◇チャレンジ精神が、自分を大きくする。だから今の自分を超える仕事と取り組みたいと思っています。

仕事に『大きい』も『小さい』もないと思うし、仕事に貴賤もないとも思っています。
ですが、自分の心の内にこそ有ると思うのが、「自分にとって、やりやすい仕事」と「自分にとって、苦手な難しい仕事」というのは誰の内にも有ると想像します。
人は、けっこう、自分でも気が付かないうちに『楽な道』を選択してしまう生き物だと思います。
お茶を濁しただけの仕事の先には、自己の成長や満足感、達成感もないと思います。
また、外聞や失敗を恐れるあまりに、自分でハードルを下げてしまう弱さのあるのも人間です。
だとすれば、吉田翁が言われているように「己を小さくする」仕事の仕方や目標の選択の仕方があるのも事実。

要は自分の心の中ですか、解らないことですが・・・・・・
その自分に対する「過保護」(失敗を恐れる気持ち)こそが、脳の活性の一番の大敵に様なものです。
 その失敗を恐れるあまりに、脳が不活性になり、脳の生活習慣病に陥るという悪循環が起こるようです。


(文責:高田雅夫)

「脳力開発」 第4章 脳力開発すれば・・・
「脳力開発」 第6章 これからの時代は・・・・・・


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