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 健康と幸せ

「脳力開発」 第11章 「脳力開発式 学習法」

 脳の特性・・・・・・を考えるときに、学習の基本になる「記憶」に焦点を当てますと、「記憶する」というのは、脳の「海馬」という部位が重要な働きをします。

 また、「記憶」には「知識記憶」と「体験記憶」があり、後者の「体験記憶」のほうが長く記憶されます。ただし、先にも述べたように「記憶」ですから、「知識記憶」でも「体験記憶」でも正確とは限りません。記憶は脳の持つ「可塑性」の為に、記憶は絶えず変化しております。この事は、頭の隅に置いておいて下さい。


コラムニスト:高田雅夫
高田雅夫 1954年生まれ。大学卒業後1年のサラリーマン生活をしただけで無謀にも脱サラして以来「仕事、仕事、仕事の仕事人間」で過ごしてきた結果・・・・・バーンアウトして50歳でリタイヤ生活に入る。
簡単な実験をしてみたいと思います。
何でも良いですから、皆さんの記憶を思い出して10個・・・・紙に書き出して下さい。

いかがでしょうか?
その10個の中に、「数学の公式」や「歴史の年代」「英語の文法」「化学の記号」というのはありますでしょうか?
多分無いと思います。
でも、こうした「数学の公式」というもの立派な記憶なのです。

記憶と言っても自由に思い出せる記憶と、何かのきっかけがないとなかなか思い出せない記憶とがあるのです。
「体験記憶」というのは、自由に自分の意志で何度でも思い出せます。
しかし、「知識記憶」というのは、そうではありません。
 また、良くあることですが「ど忘れ」というヤツですが、あれも人やモノの名前であったりする場合がほとんどですが、それらは皆「知識記憶」なのです。
 この様に「知識記憶」というのは、覚えにくく、思い出しにくいものです。
ですから、効果的な学習法というか、記憶方というのは、「知識記憶」で記憶したことを「体験記憶」で学習記憶するようにすれば、非常に効果的なのです。
 体験記憶というのは、自在に思い出せるだけでなく、非常に覚えやすく、また、忘れにくいのです。
 これは体験というものを「海馬」が重要視しているからと、体験には身体や脳の様々な部位が関連して働くからだと考えられています。

 「えっ!?どうすれば知識記憶を経験記憶に出来るのか?」
「それくらいは自分で考えて下さい。出ないと、アタマが錆び付きますよ。」
ちょっと、意地悪をしましたが・・・・実は、ここもポイントなのです。
この様に、今の人は自分の脳で考えないで、直ぐに、答えを欲しがるという悪い習慣が身に付いています。
 これも「脳の生活習慣病の原因」となりますので、注意下さいね。


「どうすれば知識記憶を経験記憶に出来るのか・・・・」と言うことですが、これは実に簡単です。覚えたい知識記憶を、貴方の家族や友人に説明するという行動に移せば良いのです。自分の身につけたい事柄を率先して、人に説明したり、教えたりすること、それでもう立派な「経験記憶」に生まれ変わるのです。

 もともと日本という国は、この「経験記憶」中心の学習方法がもっとも発達した国でした。実際に生きて行く上で役に立たないような「学習」を最も軽視して嫌った民族であります。そんな日本が今では「知識記憶」中心主義になって入ることは、非常に悲しいことだし、将来を思うときに恐ろしささえ感じる。
 これでは、「頭でっかち」の大量生産だ。
「実学」という言葉は、そんな日本人が創り上げた言葉ですし、有名な福沢諭吉の「学問ノススメ」に表された「学問」とは「実学」のことで、実際の役に立たないような「学問」と区別したものです。
 ですから「知識学習」に当たるものは「座学」と呼び、全体の10%〜15%の比重しか置かないような国でした。
 「習うより、慣れろ。」という諺こそが、今一度我々自身が再確認するくらいの素晴らしい我が民族の先人の智慧の言葉です。

 日本で最も力を入れて入るにも拘わらずに、サッパリ効果の上がっていない教育に「英語」があります。
 これなどは「受験英語」という名前の日本人が独自に産み出した「難解な言語」とも言われます。事実、意味不明なくらいに難しいのですから、多くの日本人が嫌いになったり、苦手意識を持つのは当然だと思います。
「英語の大学の入試問題」をアメリカ人やイギリス人に見せても、訳せないような(=意味の通じないような)馬鹿げた問題を生み出しています。
テストのための英語教育の末路とも思われる部分ですね。
本来、言語の習得というのは「体験記憶」中心の「習うより、慣れろ!!」が基本のはずが、いつの間にか、偏差値教育のなかで変質した結果が今の英語教育で、今のような教育方法を続けても実際に役立つ「英語教育」にはならないと思います。



(文責:高田雅夫)



「脳力開発」 第10章 「大から小へ(大局から、局部へ)」
「脳力開発」 第12章 へ続く・・・・


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