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 健康と幸せ

「脳力開発」 第1章 「脳力開発」の目的

 今の時代というのは、一言で言えば「答えの無い時代」になったのです。

 一昔前までに人類の叡智の財産としてあった「知識」だけでは通用しなくなった時代に成ったと言う事です。

 ですから、一昔前の知識で問題を解決しようにも出来ない時代となったし、一昔前の知識で物事を予測しても予測がはずれっぱなしの時代となりました。

コラムニスト:高田雅夫
高田雅夫 1954年生まれ。大学卒業後1年のサラリーマン生活をしただけで無謀にも脱サラして以来「仕事、仕事、仕事の仕事人間」で過ごしてきた結果・・・・・バーンアウトして50歳でリタイヤ生活に入る。

 それを如実に証明しているのが今の政治だと思います。
「東京大学 法学部」を優秀な成績で卒業した人のほとんどが、いわゆる中央官庁に就職し、高級官僚となり、この国の舵取りをしています。
ですが、最近はやることなすこと失敗ばかりで、この国はどんどんと失速してゆき、かつての輝きを失いつつあります。

 また全国の一流大学を卒業した人たちが就職する・・・・・いわゆる一流企業というのも随分と色あせましたね。
「銀行」などはその代表で、公的資金と呼び名を誤魔化した様な、我々の納めた税金でテコ入れしないと「金融機関」としては世界的には通用しない自己資本率8%の達成が出来ないくらいに、世界的に見ればダメな金融機関としての実力しか無かった事が証明されました。

 過去の「知識詰め込み型」「偏差値至上主義」で「優秀とされた人々」というパラダイムでは、これからの時代は通用しなくなったのですね。
考えてみれば、それまでの時代というのは「欧米」というお手本がありました。
そのお手本の真似をするのが上手であれば、やってゆけた時代でもあります。
「お手本」とは「答え」と考えても良いと思います。
この場合は「記憶力」を中心とした「知識」が多い人でも良かった時代と考えても良いと思います。

 ですが、これからの時代はそんな「一昔前の知識」や「記憶力」だけでは通用しません。


 また近世になって「情報」というものも、非常に大事なものとなりましたが、それもインターネットの普及によって、その気になれば誰でも世界中から大量の情報を入手できるようになると・・・・「情報入手」というものの優位性も消えてゆくでしょう。
 また、「情報入手」というものの重要性の根本はこれも「お手本」の入手ですね。
世界中から、有効性の高い情報を人より先に入手して、それをお手本にすれば勝てた時代というのが今なのでしょうが、インターネットの普及のスピードが増すに従いそれも有効性を失いつつあります。

 ですから、「情報化時代」というのも、さらに一歩前進して「情報の入手」の時代から「情報の発信」の時代に成るのだと思います。
「情報の入手」というのはある意味では、情報の有効性や真贋ということに識別する能力があれば可能なのですが、「情報の発信」となるとオリジナリティが必要です。
物真似は通用しません。

 「お手本」が無い、「お手本」が通用しない時代というのは「答え」が無い、または、今までの「答え」では通用しない時代と言うことです。

 我々は既に「答えのない時代」に突入しています。
ですから、日本中が困っています。困り果てています。
企業間競争においては、オリジナリティーが無く、他者の物真似をしているだけでは通用しなくなり、その様な企業は淘汰される運命にあります。
個人においても、同じ事で、上司の言われるままに、何も考えないで仕事をするサラリーマンは次々と窓際に追いやられ、リストラされる運命にあります。
俗に言う、「名札」があっても「値札」のないサラリーマンはその価値を急速に失いつつあります。
「肩書き」だけでは通用しません。

 これからの時代に求められているものは、「道無き場所に、道を生み出せる人」だと言われています。優秀なお手本を人より先に見つけて、物真似するだけでは通用しない・・・・・非常に困難な時代となりました。

では、そんな「道無き時代」「お手本のない時代」「答えのない時代」を生き抜くには、どうすれば良いのでしょうか?


答えは、一つです。
「考える力」をつける以外にありません。
これからの時代に最も必要なのは「想像力」と「創造力」だと言い切れると思います。
具体的に言うと、今の時代のと言うのは完全に熟成され「エントロピーの法則」から言っても、物事は様々なものが入り組んで複雑に絡み合っています。そんな「混沌とした」状態の中から「本質」を見抜き的確に捉えて、そこに「問題点」「改善点」を発見する能力というものが第一に上げられると思います。
 第2には、その発見した「問題点」を克服してゆく、「問題解決能力」であると言えると思います。

 もう今までのような「単純・明快」な要素だけ、または、表面的な、あるいは、一面的な要素だけを考えていては本質的な・根本的な「問題発見」は出来ないし、また、解決策も生み出てこない時代だと言えると思います。

 また、以上に加えて大事な事があります。
それは「創造力」と「想像力」のベクトルがどっちを向いているかと言うことです。
「答えがあった時代」というのは「正しい方向性」と「間違った方向性」というベクトルで判断が可能でした。
これからの「答えのない時代」には、「正しい」も「間違っている」もないのです。
ですから、物真似はもはや通用しません。
AさんやA社が成功したら、素早く、物真似して追随すれば、BやCくらいまでは成功できましたが、「お手本」が通用しない時代というのは、すなわち、物真似では通用しない時代ですから、それをしても失敗する時代なのです。
また「物真似で良い。」という考え方、発想自体が一番の「脳の不活性」の原因となります。これこそが、オリジナリティを産み出さない「元凶」なのです。

「答えのない時代」「混沌とした時代」には、そんな表面的なスキルや方法論よりも、より本質的なものが大事だと言うことです。

 答えを言うと「温かい」というベクトルを持った「想像力」や「創造力」が必要な時代なのです。
「冷たい想像力」と「温かい想像力」という2つのベクトルの違いで、想像する未来が変わります。
また「冷たい創造力」と「冷たい創造力」では、産み出されるものがその本質において違ってきます。

 一例を挙げると、三菱自動車が非常に問題になっていますね。
「冷たい想像力」でもって未来を想像すると・・・・・・・・・製造上の欠陥が発見された、この欠陥を隠さないと会社は損失を被る、信用を失うと「想像」したのです。
その結果「冷たい創造力」が発揮されて、会社ぐるみで「リコールの隠蔽」という考えが産み出されそれを実行しました。
この「リコール隠し」は三菱自動車では過去20年間に渡って、成功してきた方法でした。しかし、今の時代は、それが通用しません。
結果は「損失を少なくする。」「信用を守る。」という目的は達成されずに、「会社が危機になるほどの「損失の拡大」「信用の失墜」という結果を招いています。

 三菱自動車以後は、日本でのリコールの届け出が急増しているそうです。
ということは、どこもかしこも大小の差はあれど、リコール隠しはされていたんだな・・・・なんて想像も働きますね。

 この「冷たい創造力」の中には、作り手・創造者としての「良心」が存在しません。
昔の日本人には、「恥の文化」のおかげでしょうか、作り手が納得できない場合は、何度でも作り直してでも、納得できる作品や製品を作り出すという精神がありました。
少なくとも、欠陥商品を創っておいて、「バレ無ければ良い。」というような行動をとる習慣は無かったはずです。
それが「組織の論理」とでも言うのでしょうか、「組織の信用を守るため」「組織の利益を守るため」という、まったく無茶苦茶な大儀を掲げてしまって、作り手の良心も法律さえも無視するような無法ぶりが平然と20数年も続けられていた。


 これが「温かい想像力」が働けばどうだったでしょうか?
そして、「温かい想像力」から「温かい創造力」が発揮されていれば、どのような未来に変わっていたでしょうか?

 どうして「温かい」というベクトルが大事なのか・・・・・・・これは言うまでもなく、今を生きる人が最も求めているのが「温かい」だからでしょう。
「癒し」ブームなんて言うのも、「ペット・ブーム」というのも、「冬のソナタ」に代表される純愛ブームというのも、「温泉ブーム」も皆根底にあるのは「温かい」なのではないでしょうか。

 この「温かい」という本質を根底に持たないでは、いくら「脳力開発」しても無意味なのです。
ある意味では脳力開発というのは「温かい人格の形成」というのが根本目的でもあるのです。
「温かい想像力」と「温かい創造力」こそが、これからの時代を生き抜くパワーの源の成るものです。

「脳力開発」・・・・・自分の人生を幸福に導くために、自分専用の脳がある・・・・・・・・
と表題で唱えるようになったのは、私がこの「温かい」というベクトルに気が付いた瞬間からです。


(文責:高田雅夫)

「脳力開発」 序章 
「脳力開発」 第2章 脳の生活習慣病


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